
歯周病の治療は、1)スケーリング、2)ルートプレイニング、3)歯周外科、4)PMTCという流れで進んでいくのが一般的であるといわれています。
1)のスケーリングとは、一言でいえば「歯垢と歯石を除去する作業」のことです。
これには「機械で削る方法」と「手作業で削る方法」の2つのパターンが存在します。
まず「機械で削る方法」は、チップの先端が超音波振動する専門の機械を用いる方法です。
触れているだけで硬い歯石もみるみるうちに粉々に分解されると同時に、水も出る仕組みになっているため、粉々になった歯石を洗い流しながら効率良く治療が進められるのがメリットといえるでしょう。
ただし、この機械は超音波特有の「ジィー」という大きな音が、人(特に小さなお子さんなど)によっては恐怖を感じることもあります。
次の「手作業で削る方法」は、先端が鉤状に曲がった「スケーラー」と呼ばれる器具を使って、歯科医が手作業で丁寧に歯垢や歯石を削ってくれる方法です。
大きな音が出ないだけでなく、微妙な力加減も可能なため、安心感があるといえるでしょう。
2)のルートプレイニングとは、極細の「キュレット」という道具を使い、歯周ポケットの奥深くまで入り込んだ歯垢や歯石を掻き出す治療のことです。
キュレットには様々な形があり、患者さん一人一人の歯周ポケットの形にあったものをセレクトし、用いられます。
3)の歯周外科とは、文字通り「歯と歯茎周辺の外科的処置(手術)」のことです。
歯周病がかなり重度化した患者さんにのみ、適用されます。
4)のPMTCとは、普段の歯ブラシによる歯磨きだけでは取り除ききれない汚れ(細菌バイオフィルム)を取り除く治療のことです。
細菌バイオフィルムとは「通常であれば共存することは有り得ない細菌同士の共存を可能にしているフィルム状のバリア」を意味しています。
細菌バイオフィルムは細菌が分泌する多糖体に保護され、強力な粘着力を持っているため、歯ブラシはもちろんデンタルリンスや塗り薬などを駆使しても、除去することはできません。
そこで、効果を発揮するのがPMTCで使われる専用の「抗菌剤」であるというわけです。
恐い歯周病では、歯周病について解説しています。ぜひ参考にしてください。
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